※これは、noteの転記です
今更見た、2を見たかったから。
結論としてあたりまえなんだけども1作目を見てから見に行ってよかった。
前提の関係性や世界観もさることながら、2作目が1作目の終わりからあまりときが経過していない、という時間軸だったので。
そもそもなんで見てなかったか
といえば、それはもちろん当時逆張りしていたからで…
あまりにも沼に落ちた人たちが「ニクジュディがよくて~~~~~」という状態で、なんか逆に、はいはいオタクのすきなバティもの乙。なんかあれでしょ、多様性がどうのこうのっていう思想のなんか、よくあるあれでしょ。くらいの認識で目を逸らしていたため…
よくもわるくも声の大きなオタクがいると…そうなることは…まぁ、一定の確率ではっていしてしまうものですよ…という感じでして、ご容赦ください。
タイバニ的な凸凹バティがすったもんだで事件解決する感じの動物版男女版ね~くらいの認識で行きていました。今日まで。
見る前の実際の相違
まずニックは警察所属ではなく、ずっとずるい詐欺師で、流れで手伝わされるハメになり、その手柄で持って最後にやっと警察になる。というのが一番の認識との相違でした。
前述の通り、ニック・ジュディの双方が警察に属しており(どちらかは新人とか?と思っていた)性格も体格も凸凹なコンビがむりくり(新人教育などで)組まされ、衝突しながらも事件と向き合いながら成長していく…みたいなものだと思っていたので…。
なので、ジュディが「小さく力ない存在」として冷遇されてる、とも思っていなかった。
なんなら、ニックとジュディなんて体格差、無い方でしたね…ほかの大型動物もいるなかではあまりにもどんぐりの背比べ。
逆に想定通りだったもの
あたりまえだけれども「オタクが好きなものがつまってんな~~~~~」でしかなくはあった…w
まず、ジュディ自体に人気があるのがまぁ、理解るんですよ。自分もかなり好きだったし。
というのも、これから非常に主語の大きな事を言いますけどオタク女が好きなタイプの「冷遇されても折れず負けず芯を持った女」じゃないですか?なんなら、加えて「やればできてしまう才能・能力の持ち主」
今風で言うと「自認猫猫」となどと揶揄される部類の類似ではないですか?
10年前だからそう言われていなかっただけ、今「新作」としてこれが公開されていたら絶対に「自認ジュデイ」という揶揄りが生まれていたのではないかと思う。更に言えば「賢しいに男面白いと気に入られる女」ですらないですか?
まぁ、「薬屋のひとりごと」実は読んでいないのですべて偏見でモノを言っていますけど…
私も自認ジュデイだもんな~!へこたれないし嫌なことがあっても前向きにがんばろう!って思えるし、そして実際やりきるし!!!!
みたいな…いや…まぁ…心強くポジティブであろうとすること、何も悪くいないから非常に健全ではあるか…。
一方でニックもニックで「スカしているようで、そうなる暗い事情がある」男であり、嫌いなオタクの女、いないだろ…と思ってしまった。
あんまりにも典型的に沼る男女ペアではある。私も好きだ。
一方でこれを恋愛ベクトルで伸ばされでもしたら地雷っていう感想もとても理解るな、とたまに見かけていた「強火のバディ思想」の人たちにも共感してしまった、自分もそっち側だ。
『バディとしての絆』で結ばれていてほしい、まちがっても『男女としての情』で結ばれないでほしい。
二項対立の社会構造
見る前から「既存社会に対する多様性への問題提起」という思想はあるんだろうな、と思っていました。
案の定と言いますか…「肉食動物=男性」であり「草食動物=女性」での比喩であったなぁ、という気持ち。
作中ではオスの草食動物もメスの肉食動物だって、そりゃ出てきます。ジュディの家族(父や兄弟)や警察のメンバーである大型草食動物。エミットの妻…
草食動物の多い警察組織の中でジュディが冷遇されているシーンに限って言うなら、草食動物の中でもなお「大型=男性」「小型=女性」という構造であった、と言ったっていい。
兎にも角にも「大きく(大型動物)」「力のある(大型動物or肉食動物)」存在は社会進出できて「小さく力のない(小型の草食動物)」存在は頑張っても報われない、評価されない、雑用しかさせてもらえない…という、かつて言われていた(会社によっては今だって蔓延している)社会問題でしかないわけで。
10年前の作品ですから、なおさらその問題に対しては、同時ボディーブローだったのではないか?
中盤のジュディの行き過ぎた発言(肉食動物の遺伝子だか本能だか)からのいきすぎた肉食動物排除は、インターネッツでよく見る行き過ぎたフェミ思想や運動となにがちがうというのか。
なにも悪くない、あんなに愛嬌のあったクロウハウザーが受付をはずされるのはその最たるものだったし。すごく悲しかったな、あそこ。前半ジュディが冷遇されていたところよりもあの瞬間が見てて一番心が痛かった。
あれだけ肉食動物にヘイトを向けさせておいてそのすべてが草食(ドーン副市長)だった、というのも含めて、行き過ぎたフェミ主張女のヤバ行動のそれ、で非常によかったな…
性差以外に『偏見』にももちろん視点は向けられていて、「狐は狡いというイメージがあるのでろくな目にあったことがない」というニックの経験がまさにそうであり、前科の有無など関係なく「狐であるだけ」で信用がない、というのは深刻な差別への問題提起でもある。
まぁ…そこで、どうせ誠実であろうとしても”そう”だと思われるなら、と開き直って悪事をしてはいたんだから自業自得の部分はあるとは思うけど
とはいえ、幼少期ジュディに爪を立てて傷つけた狐は、改心してジュディの親(うさぎたち)と仲良くやれていたわけだから…育った環境というのは非常に大事だな、とは思ってしまったな。
かたや一方は偏見からのいじめをうけ荒んでしまい、かたや一方は諭されて改心している…
まぁ、ニックが受けた仕打ちを考えたら腐ってしまうのも理解はできてしまうけど。
小難しいことを抜いた感想
色々思う部分なども多々ありましたが、最終的な感想としては、後味よく、面白く、今まで見ていなかったのは損だったな、という気持ちでした。
ジュディが途中で切符切を投げてまで行った逮捕劇の途中で助けた小さなネズミのお嬢さん…の親がビッグボスであったからこそ大きな協力が得られるというふとした行動の積み重ねも、その時の捕物の球根がすべてのヒントだったのも、いろんな描写があとからあとから様々な方向で繋がっていくのが、ずっと気持ちよかった。警察署内で報われたジュディももちろん、その手柄で就職したニックについても拍手で喜んでしまった。
アメリカンドリーム、というには規模としては全然小さいのだけど『その種族としての最初の事例』になれることはとても大きな一歩で、アメリカらしくディズニーらしいハッピーエンドだな、などと思ってしまうし。
あとは、細かいところで言うと、ウサギの村が、ジュディが去った瞬間人口が1減るのだけど直後それを巻き返して増える勢いにウサギの繁殖力を思って怯えたりしていた。すごく好き。ハツカネズミの村とかあったらあのカウンターどうなるんだ……
好きでいえば、みんな大好きガゼルは、自分も好きです。EDがあれなの、最高だな…
見た直後唯一ひっかかってたのはライオン市長は冤罪だったんだから釈放したれよ…だったんですが、肉食動物の行方不明を隠蔽していた、という罪自体は存在するのか…とこれを書きながら気づきました。
2の予想
明日見に行くわけですけど、2で「ズートピアにいないはずの爬虫類」が出てくるのは流石に予告で見ていて、ここまで「男女の性差」を描いていた中で、そのいずれでもない生き物登場させるということは「どちらでもないマイノリティな性」を描くのかな。
などと思っています。
10年前に提言する『多様性』は「女性の社会進出」だったかもしれないけれど、今提言する多様性は『LGBTQ+』になっていくのかな…。
0 件のコメント:
コメントを投稿